ミニ株(単元未満株)を買ってみました
近年「少額投資」を勧めるCMをちょこちょこ見ますが、実際にどうなのか(稼げるのか)試してみようと思います。
ミニ株(単元未満株)とは
少額投資は通称「ミニ株」と呼ばれています。
どこにミニ要素があるかというと、そもそも株式売買は基本100株(一部1000株)単位での売買となります。
#僕はやり始めてから知りました
ただ、証券会社によっては1株だけでも購入することもできるのです。
例えばJR東日本では株価平均10,000円前後で取引されています。(2019年12月時点)
これを買うには本来
10,000円×100株=100万円
が必要ですが、
1株なら10,000円で購入する事が出来る(株主になれる)のです。
配当等も通常通りもらえます。
もちろんメリットデメリットはあるのですが、まずは詳しい事を調べるのが面倒なので試してみました。
いざ実践
どこでも良かったのですが、例に出したJR東日本の株をミニ株で購入してみる事にしました。
僕が購入する時、JR東日本の株価は9,987円でした。
そもそもこの金額は買い時なのか分からないのですが、今回はミニ株を体験する事がメインなので、10株だけ(約99,870円分)買ってみます。
購入株数を決めて発注ボタンを押すと、最後に以下のような文言が。
…何これ?
んー…よくわからんがえーぃ!発注!(ポチっ)
……本当に調べずに買ってしまいました。
その後こんな感じの表示が出ました。
さてどうなる事やら。
発注後の感想と気付き
僕がミニ株を買ってみて思った事が2つあります。
まずパッとみて思ったのが、ミニ株(S株)*1は手数料が高い!ということです。
発注後にミニ株(S株)の手数料をきちんと調べたら以下のようになっていました。
約定代金×0.500%(税込0.550%) 最低手数料:50円(税込55円)
- ※1注文の約定代金に対して手数料が決まります。
引用元:SBI証券 公式サイト 国内株式|SBI証券
今回の取引では99,870円(10株)×0.005(0.5%)=499.35(円)という手数料の算出方法だったようです。
もし国内株式を現物取引で通常の単元(100株・1000株単位)で購入すると、以下の金額になります。
参照:SBI証券公式サイト
スタンダードプランで現物取引100株単位の購入をした場合、今回と同等の約定代金(約99,870円)なら手数料は税込99円です。しかし、今回のミニ株手数料は499円でしたので、比較するとかなり割高に感じますね。
そして、もう一つ思ったのは、購入後の保有証券情報を見たときのこと。
え?取得単価って9,987円じゃないの?
となりました。
これは後々調べてわかったのですが、先程発注画面の際出た「翌営業日前場寄付向けへの発注」と「成行注文」が原因でした。
翌営業日前場寄付向けへの発注とは
ミニ株は、リアルタイムで売買はできないです。公式サイトの説明をまとめると以下のタイミングで注文が出来ます。
東証(1部・2部・マザーズ・JASDAQ)上場銘柄】
・0:00~10:30 :当日後場始値
・10:30~21:30 :翌営業日前場始値
・21:30~24:00 :翌営業日後場始値引用元:SBI証券 公式サイト
今回僕の場合は12月4日(水)17時に注文したので、実際に発注されるのは12月5日(木)の前場(9:00頃)ということでした。その間に恐らく金額が上がったのでしょう。
成行注文とは
SBI証券ではこんな説明が記載されてました。
■成行注文
値段を指定しない注文。いくらでもよいから買いたい(売りたい)といった注文方法。引用元:SBI証券 公式サイト
つまり、購入後に株価が上昇したのをそのまま買ってしまったという事です。
まとめ
・株式売買のお試しとして
・少額でも大企業の株主になってみたい
・毎月投資をして、徐々に所有株数を増やしたい
・株価の暴落に備え少しずつ購入したい
という人にはオススメですが、
・自分の希望する金額で買いたい(指値注文)
・リアルタイムで売買したい
人は100株単位での購入の方がよいかと思います。
ではではまた。